富士フイルムホールディングスは、富士ゼロックスを通じて、豪州のITサービス企業CSGの買収を提案した。CSGは中小企業約1万社にオフィス向け出力機器やITサービスを提供し、売上高は約162億円。富士ゼロックスは、中小企業に強みを持つ同社を傘下に取り込むことで、オセアニア地域での事業拡大を目指す。買収金額は約1億4100万豪ドル(約105億円)で、2020年2月の買収完了を見込む。

M&Aアドバイザーとしてのコメント:富士フイルムホールディングスは、オセアニア地域での事業拡大を目指し、中小企業に強みを持つCSGの買収を提案した。この買収により、富士ゼロックスは、オフィス向け出力機器やITサービスを提供する中小企業市場に参入し、事業の多角化を進めることができる。また、オセアニア地域での経済成長に伴い、中小企業市場の需要が拡大することが予想されるため、今後の成長が期待される。